
思考(思想)が合わなくなるというケースもある
宗教をやめるというのはなんらかの事情がある場合が多いと思います。ですが合わないものを続けるというのはとてもしんどいものです。何かしらのご事情がある方であればあえて止めるというのもよいと思います。
筆者の知り合いのアメリカ在住者にもトランプ政権となってから教会の人が人種差別的になってきて、やはりひどいことになる前に教会を変えるべきだったと悔いている知人がいるくらいですが、日々の平穏を求めていたはずが気が付くとグレートアメリカ思考の差別主義者に…となってしまうのは恐ろしいですよね。
まあ「一番近くの人が合わない」という場合は別エリアに行ってしまえば解決はするのですが、そうもいかない場合もあることでしょう。
元の宗教団体とは一切かかわらないこと
宗教をやめるのは至難の業ではありますが、関わりになっていた人と合わなくなるのが一番良いですね。ある日引っ越してしまうとか、改宗してしまうのが一番手っ取り早いはずです。どうしても宗教はコミュニケーショングループが生成されてしまうので、非常に抜けづらい。とにかく基本は一切関わり合いをもたないことでしょう。
脱会を相談する団体はいっぱいある、でもそちらの素性も問題
対立する団体の世話となるというのも手です。なぜなら対抗する関係にある場合、それらの団体は、対立団体(あなたの元いたところ)へ憎しみを燃やしているからよくしてくれると思うのです。また、事実上保護されたような形にもなる。まあでも大概そっちもカルトですが…。「ご自身の宗教名+脱会」で検索すると、脱会を相談するような組織もたくさんあります(素性と評判をよく調べてから。ダミー組織などの場合もあるので、公共性中立性のあるところに相談しましょう)。
自分の信教をやめること自体はよくあること
結婚の妨げになる場合、相手方の宗教に入るなどで改宗に至るケースはよくあることです。しかし、特に信者からの上納金(貢ぎ)が資金源となっている色が濃い団体はなかなかやめさせてくれない傾向にあります。たとえば通常の仏教なんかは檀家も減る一方ですが、基本そんなにしばらないです。もしそれなりの理由があっても脱会・改宗ができないのであれば、むしろ抜けられないような宗教のほうに関わっていたことを、あなたが恥じるべきだと思うのですね。
脱会、断ち切りたいというのを正式に代理人をたててやることをすすめる人も
脱会届けを、正式な弁護士や司法書士等の元で作り内容証明で送ることをすすめているサイトもあります。先方でも代理人つきの面倒な案件と意識すれば、対処がちがってくるでしょうし、このような書類とともに今後の交渉はすべて代理人経由で、となれば接触が切れるからですね。
宗教は基本的に意思が他人にコントロールされやすいので、なんとか改めさせようと食い下がってくる可能性はたかいんじゃないでしょうか。そのためそのような場合は、とにかく一切過去の宗教にかかわらない、遮断することが重要です(すぐやめさせてくれるところはまた別ですが)。まず鉄の意志を持つことが必要でしょうね。
